特別な日のワイン
2008年 09月 09日
先日のkitchen studioでのワイン会のワインをアップしておきます。
最初はシャンパン。
Laurent-Perrier Brutです。このNVは、黒ぶどうと白ぶどうを半分ずつ使っているようですが、かなり灰色の強い印象を受けます。泡がとても元気。苦味もそれほど感じず、すっきりと飲めるシャンパン。
白はムルソー。村名のワインです。メゾン・シャンピーと言うのは、三越が取引しているネゴシアんのようです。やや黒が入っているのかと思うほどの濃い黄色。そこに、ムルソーらしい白桃・バター・ナッツの香り。それほどミネラルは感じません。ワインのパワーに対して樽を効かせすぎているのではないかという話もありましたが、普通に飲む分にはそんなに違和感は感じなかった。
ジャン・タルディのエシェゾー 2004年です。ラ・ターシュを開けることになっていたので、何か若いヴォーヌ・ロマネの村名を持っていこうと思っていたのですが、たまたまyukioさんのところから手に入れたワインがあったので、持って行きました。グランクルーなのであまりにも早すぎるかな。。とも思ったのですが、置いておくとどんどん開いてきて。。。
タルディー、あのジャドと賃貸小作契約をしていたそうです。
セラーにワインを入れるとき、破れてしまった。。。(^^ゞ
で、ラ・ターシュの1996年。
色はかなりオレンジがかったルビー色。あの場では、保存がどうだったんだろうという話もありましたが、ラ・ターシュって以前も感じたけど、色が落ちるのがとても早い気がします。かと言って、味のほうは決して酸化の進んだ味ではなくて、私は赤いぴちぴちの小さな果実を思わせる香りとともに非常にバランスの取れた酸味ときめの細かいタンニンを感じました。はっきり言って飲みやすい。。。これが、ラ・ターシュの特徴なのではないのでしょうか。
この日のもうひとつの目玉は、1984年の登美。こちらもyukioさんから購入させていただいたものです。正直、生きているのかな。。と思っていました。
コルクも比較的しっかりしていました。そして、コルクの香り、本当にきれいな土の香り。保存は全く問題ありませんでした。ワインの色を見てびっくり。1996年のラ・ターシュよりずっとオレンジが少なくて若い印象を受けます。もちろん、こちらはボルドースタイルのワインなのでぶどうは違うのですが。。。それにしても24年経った日本のワインがこんな色をしているとは。。。
で、頂きましたが、本当にまろやかなタンニン。荒々しさが全くありません。香りですが、土やきのこの香りというよりもドライフルーツといった感じで。。。さすがにこれだけの年数が経っていれば果実味いっぱいと言うわけにもいきません。さすがに余韻はそんなに長くはなかったけれど、決して短くはなかったと思いました。
左から、
エシェゾー、ラ・ターシュ、登美
です。
コルクですが、一番左が登美のコルク。すぐ右のラ・ターシュのコルクとほとんど同じ長さです。それだけ熟成させる自信があったんでしょうね。とても20年前のコルクとは思えず、この登美は蔵出しだったのかな。。。
サントリーの意気込みを感じました。
この9月22日に神戸ベイシェラトンホテルで登美の丘ワイナリー メーカーズ ディナーが催されます。最初は行けないと思っていたのですが、幸運にも行くことができるようになったので楽しんでこようと思っています。
ソムリエさんも交えて、本当に楽しいワイン会でした。