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ハウステンボス、すばらしいところです。是非一度はいらしてください。


by dfamb400
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いろいろー


晩餐会から二日たち、ようやくアルコールも抜けてきました。
7種類のワインを飲むのはさすがにしんどい。グラスが減ってくるとドンドンついでくれるし。。
じゃ、飲むなよ、入れるの断れよと言われるかもしれませんが、おいしかったからね。。。

日本のワインについてJean-Luc Pouteau ソムリエがおっしゃっておられたこと。
日本でシャルドネやカヴェルネなどのいわゆるフランスの高貴品種を育ててワインを造るのは少し違うんじゃないかな。。と
おっしゃっておられました。オーストラリアやカリフォルニアのマネをしてもよくないんじゃないかと。
私自身、日本のワインは好きです。というか、飲んでみたいワインです。丹波ワインとか、シャトーメルシャンとか、美味しいワインは結構あると思う。ただ、美味しいんだけど、値段が高い。同じ値段を出したらチリやニュージーランドだったらもっとたくさんワインを買える。
これは、仕方のないことなんです。ワインを造るのに非常に経費がかかっていて人件費も土地代も日本は高いから。

日本ではお米を保護する目的らしいのですが、農地法という法律があって、会社が田んぼや畑を所有することが禁止されているそうです。メルシャン等は、実験農場という名目で特別に許可された農場をもっているそうです。日本では私としてはやはりお米は作っていて欲しいので、会社に農地を所有させないというのは仕方ないかな。
なので、基本的にブドウ畑というのは個人所有の畑なのでめちゃめちゃ広い畑というわけにはいかない点が一つ。

で、そうなるとワインを造る会社は、農家から葡萄を買い上げることになるけれど、以前にも書いたけど、同じ葡萄を作ってもワイン用の葡萄と言うのは、生食用の葡萄の買い上げ価格の50-60%ぐらいにしかならないそうです。しかも、ヨーロッパ品種が多いので日本では病気になりやすく、結構手間もかかる。同じ手間をかけるのならできた葡萄が高い値で売れる生食用の葡萄を作ろうというのは当たり前の考えですよね。

一つ一つの畑が小さいので機械を入れて大々的にするようなこともできず、人の手に頼らざるを得ないのに、もちろん、人件費もかかるし、その人件費が日本は高い。

こんな、いろんな要素があって、ヨーロッパやオーストラリアと同じ葡萄品種を使って、ワインを作っている限りは、どうしても割高になってしまう。同じ品質なら安い物を消費者は買うので、日本のワインはヨーロッパ品種で勝負するのはどうかな。。ということ。


日本でワインを作っている方は、いろいろな逆境にめげずに一生懸命作っておられます。いろんな背景があるのにそれでも日本でワインを作りたいと、ある意味損得度外視で作っておられると思うので、是非美味しい日本ワインをつくってほしいな。と

品種がね、難しいですね。甲州は有名だけど、どうかな。。一寸弱いかも。。美味しくするのは難しい葡萄だと聞いたことがあります。味がうすいし、色はミュスカデと同じくらい薄く、シュールリーを使ってワインを造るんだけど、味を濃くするとどうしても苦味が出てくるって。甲州のワイン、香りにパンの香りが入るのは酵母の香り。後は、清見とか、デラウエア。
デラウエアは結構美味しい。もちろん、ベリーAも、ワインと思わないで、ぶどうジュースのような感覚で飲めます。ただ、ワインとしてはどうなんだろう。。。

ま、日本のワインはまだまだこれからだと思っています。中国もワインを作っています。それも結構な量を。。これも一度飲んでみたいな。。



いろいろー_c0059521_8534781.jpg



というわけで、(どういうわけかわかりませんが)
今日明日と、サンヴァンサン祭真っ只中のハウステンボスに行ってきます。
たくさんのワインの試飲ができるんだって。本当に楽しみ。

私がハウステンボスに行く日は本当にいつも晴天。晴れ男の面目躍如ですね。

明日は朝から酔っ払いそう。。(*^。^*)

じゃ、行ってきます。
帰ってきて元気だったら更新します。




by dfamb400 | 2006-10-14 09:38 | 日常