HTB帰国 7月16日~17日(9) 【番外編・フレキシブル・マウンド】
2005年 07月 28日
旅行の話ですが、今日は、帰りの飛行機のことを書こうと思ったのですが、HTBのインフラについて、コメントで詳しく書いてくださった方が居られるので、今回帰国時に、テーマリウムで見てきたHTBのインフラで、あまり今まで私のブログで書けなかったことを書きたいと思います。 ちなみに、写真・説明などはすべて、テーマリウムで、掲示されていたものです。
それは、フレキシブル・マウンド
何のことかわからないでしょ。
こんなものです。この白丸の中に写っているのが人間。いかに巨大かわかりますね。
HTBのホームページによりますと、
”強風時に警戒を怠れないのが高波。そこで港をガードするため、スパーケンブルグ地区にあるハウステンボス灯台沖、水深5メートルのところに、2個のゴム製防波提「フレキシブルマウンド」を設置しています。
この街が世界で初めて実用化したもので、長さ40メートル、幅9メートルもあり、形は巨大な水枕のよう。ふだんは船の航行に支障がないように畳んでいますが、いざという場合は海水を注入して海底から3メートルの高さまで膨らませ、2・2メートルの波を港内では1メートル以下に抑える能力があります。”
と、あります。これも、普段は、、というか、これからもほとんど見ることはできないのでは。。
場所は、ここですね。ここに2基、備え付けてあるそうです。
"フレキシブルマウンド"とは、やわらかいゴム膜で作られた巨大な水枕を海底に沈めることにより、港に入ってくる大きな波を、その水枕の動きで小さくする全く新しいタイプの防波堤です。今までの防波堤と違い、波のない時はその上を船が自由に航行することができます。また、海面下に据え付けてあるので、環境・景観を損なうことがありません。
大きな波のない時には、水枕の海水を抜いてしぼませ、港に船が自由に出入りできるようにします。
台風の時など、大きな波が発生した時には、水枕に海水を入れて膨らませ、波を消して港の安全を守ります。
以上、
凄いでしょ!!
HTBって、
実はハイテクのかたまりなんですよ。
それに気づかせなくて、知らず知らずのうちにハイテクの恩恵を受けている。元HTB社長神近さんの言葉を借りれば、"隠し味につかっている"ところがすばらしいと思いませんか??