田崎真也のワイントーク&ディナー
2009年 03月 30日
お久しぶりです。忙しかったのは忙しかったのですが、何となくブログを書くような気分になれなくて。。。
読んでくださっている方には失礼な話なんですが、いろんな話を聞くので。。。
私の大好きなハウステンボスのスタッフの方のお話、いろいろと聞くと落ち込んでしまってね。
今年の9月にアカデミー・デュ・ヴァンで初めて、スクール独自の認定の資格が始まるとのこと。それに向けてもう一度ワインの勉強もしてみたいし。。。前と違って、気持ちにゆとりがあるから楽しみながらワインの勉強をしたいと思っています。前のワインエキスパートの試験の時の様に毎日ワインを飲むのはやめて、飲みたいときに飲む。それ以外は無理しないと決めました。楽しく飲みたいから。。。楽しく飲みながら勉強して行きたいと思っています。
ハウステンボスのこと、スタッフのこと、ハウステンボスの施設のこと、ホテルのこと、お料理のこと、いろいろと心配なこともたくさんあります。でも、結局、お客さんがたくさん来て下さればすべて解決します。なので、ここでは私はネガティブなことは一切書きません。どうぞ、ハウステンボス、大きな一つのホテルとして長い目で見てください。
さて、3月26日にホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランドで、
田崎真也のワイントーク&ディナー
というイベントがあり、家内と二人で参加してきました。田崎真也さん、私、大好きなんですが、お会いするのは初めて。本当に楽しみにしていました。
桜の色に合わせたジャケットを身に着けていろいろとお話をしてくださいました。
本当にエンターテイナーです。
もちろん、お料理を担当したのは元ハウステンボス料理長の鎌田シェフ。
鎌田シェフ、紹介のときに、ハウステンボスの料理長と言う紹介が出てきてとてもうれしかった。。
お料理、とてもおいしかったです。今回はお料理の写真はなし。。。
撮らなかったわけではないですよ。
田崎ソムリエのワイン、6つのお皿に一つずつワインを合わせてくださいました。正確には6つの料理に7つのワイン。それにアペリティフと2種類のコニャックが出てきました。全部で10種類。
どれもこれも本当においしいワイン。でも、私が一番感激したワイン。
Cuvee TASAKI Special Reserve 2006
このワイン、色はやや黒味がかった紫。とてもスパイシーで後味に少し甘みが残りますが、タンニンはそんなに強くもなく、アルコールもそれほどは感じません。このワインだけが、一体何からできているワインかがわからなかったので勝手にブラインド状態だったのですが、、、、私はシラーだと思いました。ローヌにしたら少し甘みが残るのですが、ニューワールドのシラーにしてはちょっと色が薄いかな。。。ラングドックあたりのヴァンドペイのシラーかと思ったのに。。。
このワイン、ラベルもないそうです。田崎真也さんが作られたワイン。このような会のときのみ出しているそうです。年間一樽しか作らないって。。。
一度オークションに出したとき
6本で11万円の値が付いたそうです。
で、次の年には
3本で22万円の値が付いたって。。。
これは売れるかなとその次の年には3本で5万円になってしまったという落ち。
何とこのワイン、日本のワインです。田崎真也さんと言えば日本ワインの第一人者でもあるのに、全く日本のワインとは思わなかった。。。ものすごい凝縮感なんです。
聞けば、
十分に完熟させたぶどうを
セニエで果汁を抜き取ってさらに濃縮してワインに作り上げているそうです。
ぶどうは、マスカットベリーAだって、、、もちろん、岩の原葡萄園でつくられたものです。
マスカットベリーAのワイン、私も今まで何度か頂いたことはありますがとてもこんなワインではなかった。。
どちらかと言うとスパイスと言うよりも果実味一杯の甘みが中心となったぐい飲みのワインかと思っていました。こんなマスカットベリーAなら世界に認められるかも。。。
田崎さんの底力を感じました。
本当にすばらしいワイン会。
いつか又参加したいものです。