アラン・シャペルの思い出の一品と世界のワインの魅力
2008年 06月 03日
5月29日にOさんと一緒に苦楽園迎賓館に行ってきました。
2ヶ月に一度あるワインのイベント。
全部で6回、全部出席したらペアでのディナー券を頂けるとの事。
今年はディナー券狙いで。。。(笑)
ここのシェフは、神戸ポートピアホテル、アラン・シャペルの副料理長をされていた方だそうです。
ここ、堂島ホテルの系列だそうです。内装はいかにも結婚式場。
白と青を基調にした清潔な店内。
そして、ここの売りは、なんと言っても窓から見渡せる素晴らしい景色。
この日は雨上がりと言う事もあって、生駒の山まで見渡す事ができました。
まずは、アメリカ、カリフォルニア、ナパヴァレーのスパークリングで乾杯
ヽ(^。^)ノ
Oさんは、シャンパンとはやっぱり味が違うな、、、とおっしゃっておられましたが、私はそれほど感じなかった、、でも、時間がたって温度が上がってくるとやっぱりシャープさがなくなってきて果実実が出てきます。その辺りがスパークリングワインなのかな。。。
気になったのは、泡。まるでアスティを思わせるような泡。クリーミーと言うよりはやや大きな。。
下の写真でも瓶の中に見えていますね。
こんな泡はシャンパンではなかったかも。。。
瓶の温度なんですか??
Domaine Carneros Brut Vintage 2003
足赤エビのポワレとカブラのロースト カブラの葉っぱのフランを添えて
お料理の前にゲームと言う事で、2種類のワイン、どちらが高価でしょう。。
と言う事で
高価なほうのワイン。
Clos des Lambrays 1998, Domaine des Lambrays
もう一つは、テンプラニーニョだったんですが、こちらはニュイとは思えない素晴らしい果実味でしたね。。。
丹波篠山産新玉葱とラタトゥイユのスープ
牛乳と玉葱のみを使って、一切生クリームを使っていませんと説明がありました。一見温かいスープのように見えますが、冷スープです。上にかかっているハーブ、よほどあわてたのか、お皿まで飛び散っていますね。。。
若鶏のベッシー包み 軽いクリームソース
上にも書いてありますが、この苦楽園迎賓館の北島シェフは以前アランシャペルに副料理長でおられた方だそうです。ものすごくダンディな方。
で、アランシャペルのスペシャリテが本日のメイン。
ワゴンサービスみたいに、ホールの真ん中にシェフが出してきてどんなものか見せてくださいました。この、薄くビニールのように見えているのが豚の膀胱だそうです。膀胱の中にいろんな物(地鶏・トリュフ・コニャックなど)を入れて3日間置いておくんだそうです。
シェフが、上の膀胱を切ると、中からトリュフのついた地鶏が出てきました。(笑)
この地鶏、なんと
徳島県産で、名前が。。。。
淡尾鶏
あわおどり=阿波踊り
( `ー´)ノ ヽ(`◇´) /(/・ω・)/
びっくりしてしまった。
鶏肉を厨房で切り分けている間に、ワインをがぶがぶ。。。
ヽ(^。^)ノ
下のリスト、ヴィンテージが入っていません。うっかりしてワインのボトルの写真を撮ってこなかったのでヴィンテージはわかりません。お店から頂いて帰ったメニューにもワインのヴィンテージ、載っていなかったので。。
本日のワイン
向かって右から
Torre Maria Valencia 1999, Gran Reserva
このワインは、一番最初のゲームで出てきたワイン。ソムリエさんの話では1000円台との事でした。香りは、日本のカヴェルネ・ソーヴィニヨンかと思いました。やや軽めのタンニンで色も薄く、ミネラルの香りが、、、樽はあまり感じなかったな。。。。
アルコール度は13%ということでしたが、それほどは感じなかったです。
Clos des Lambrays 1998, Domaine des Lambrays
で、上のワインと
どちらが値段が高いワインでしょう。。
というお遊びで出されたのがこのワイン。値段は優に10倍くらい違うと言うお話でしたが。。。一言で言って安心できる香りでした。前にも書きましたが、結構果実実が一杯で。。。
モレ・サンドニって、結構優しいワインを作りますものね。
Domaine Carneros Brut Vintage 2003
Carnerosはナパにもソノマにもありますが、こちらはナパの方。前にも書きましたが、泡の事さえ気にしなければ最初はシャンパンと思いましたが。。。
美味しいかったよ。
Avelsbacher Hammerstein Riesling Q.B.A.
ドイツのリースリング。モーゼル・ザール・ルーヴァー地域らしいです。甘くて軽め。そんなにミネラルも感じませんでしたが。。。
Patricia Chardonnay
薄化粧をしたオーストラリア、ビクトリア州のワイン。ややミネラリーなのに樽の香りがするという、今風のワインでした。
River Route Cabernet Sauvingon
これは、ルーマニアのワイン。初めてではないかな。。。飲んだの。このリバーは、ドナウ川のことだそうです。日本のカヴェルネとも違うね。
Au Bon Climat Santa Maria Valley Pinot Noir 2006
サンタ・バーバラ・カウンティー、ピノで有名らしい。。。
全く知らなかった。。ただ、このワインのラベル、よく見ます。
Conde de Valdemar Vendimia Seleccionada Garnacha Reserva
これはグルナッシュ100%だって。何となく獣の香りがして。。。ワイルド。。
エブロ川流域と言う事ですから、いわゆるリオハのワインですね。
この辺りまで来るともう立派な酔っ払い。。。
何を飲んでもよくわからなくなってしまいますが。。(笑)
光の加減が難しくてとってもまずそうなんですが、
実はとても美味しかったです。
ものすごく濃厚なソースでした。今まで食べた事のないくらい。。。
軽いクリームソース
って名前がついているけれど、これは私には重かった。。
いや、
重くて食べられないと言う事ではなくて、ソースにものすごくパワーがあったと言う事。
ソースにこんなにパワーがあるんだったら、赤ワインよりも、ブルゴーニュのシャルドネ、できればグランクルーの方がいいかも。。。南アフリカのシャルドネも以前ベイシェラトンホテルで頂いたけど、あんなワインも合うかも。。
なんていい加減な話をしながら、
お食事もいよいよ終盤。
この白カビチーズ、素晴らしくおいしかったけど、名前聞いたけど、
忘れた。。。(^^ゞ
酔っ払いはいつまでも覚えていません。(笑)
あ、もともと覚えていなかったのかもしれません。
桂花凍酒風味のビワのコンポート ジャスミンのアイスクリーム
これもとても美味しかったです。ガトーショコラがワンポイントで、食感が素晴らしかった。
本当に美味しいお料理とワイン。
あっという間の○時間。。。。
時計見てなかったな。。。。
ま、いいでしょ、楽しかったし。
次回は7月だそうです。