Novello Toscana
2006年 11月 13日
この日曜日に神戸大丸に行った際に、ワインを2本買ってきました。いずれもイタリアのワイン。
今週の木曜日は、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日ということで、皆さん(一部かもしれませんが。。(^^ゞ)世の中があわただしくなってきています。今年のブドウを占うということで有名になっていますが、実は、フランスで一番早い新酒はージョレ・ヌーヴォーではありません。別に、皆さんが楽しもうと言うのに水をさすわけではありませんが、知っていてちょっとだけ嬉しい??トリビアということで。。
フランスワインは、4階級に分かれています。通常、ボージョレ・ヌーヴォーは、その最高階級のAOCという階級に属しており、その新酒はご存知のように11月の第3木曜日ということで規定されています。ところが、上から3番目の階級、いわゆる地酒と言われている階級のワイン、VdP(ヴァン・ド・ペイ)の新酒は、何と10月の第3木曜日に解禁されます。つまり、ボージョレ・ヌーヴォーよりも1ヶ月早く新酒を味わうことが出来るんですね。
ただ、私は、なんちゃってなので、解禁されても実際に市場にどれくらい出ているのかは知りません。少なくとも日本ではあまり見たことがないような気も。。。
ボージョレ・ヌーヴォーは、地元ボージョレでもお祭り騒ぎをするようですが、、、
ボージョレ・ヌーヴォーを飲んでいるときにこんな話をちょこっとすると、尊敬されるかも。。。(いや、されないかも。。。。)
で、なんでボージョレ・ヌーヴォーの話をするかというと、
買ってきたワインがイタリアの新酒です。
トスカーナ地方、サンジョベーゼ100%で作られたNovello。ノベロというだけあって、ノベ(November)のロ(ろく日)、つまり、11月6日が解禁日です。 ボージョレ・ヌーヴォーより少し早めですね。
色はやや黒味がかった、きれいな紫色。エッヂも非常にclearで、ピチピチしたワイン。
新酒で何が好きかと言われると、私は、この新酒の色が大好き。澄み切った紫色を見ているとそれだけで幸せ。。。。(*^。^*)
ボージョレ・ヌーヴォーと同じく、ほとんどのワインがマセラシオン・カルボニックという方法で作られるため、Novelloも ボージョレ・ヌーヴォーと同じようにバナナの香りがでは聞いていましたが、今回これは初体験しました。バナナの香り。香りの強さは、冷やしていたこともあり、やや控えめだったかな?比較的シンプルな香り。バナナの香りのほかには、カシスやフランボワーズの香り。ミネラルやスパイスの香りはほとんどなく、ひたすらフルーティなワイン。ボージョレ・ヌーヴォーと違って、イチゴキャンディのような香りもせず、やや落ち着いた感じの香りです。
アタックが特徴的だと思ったのは、柔らかいんですが、舌の上で炭酸を感じます。ピチピチと。。瓶内発酵??グラスについでも炭酸は見えませんが、舌の上で少し感じる。酸もやや控えめ、果実実が非常に豊かでぐいぐい飲めます。アルコール度は12.5%で、スタンダードです。
ただ、有名な話ではありますが、新酒は結構後で頭が痛くなります。これは、若いワインには、酸化防止剤としての亜硫酸塩が、通常のワインよりは少し多めに入っているためのようです。体には害はないので心配はないのですが、たくさん飲むと頭が痛くなるので気をつけましょうね。
もちろんボージョレ・ヌーヴォーもたくさん飲むと、頭が痛くなりますよ。同じ理由で。。
今週木曜日は、飲み過ぎないように。。(*^。^*)
自分に言い聞かせています。