人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ハウステンボス、すばらしいところです。是非一度はいらしてください。


by dfamb400
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

Jean-Luc Pouteau 晩餐会


昨日は、リッツカールトン大阪のメインダイニング ラ・ベ で、Jean-Luc Pouteau 晩餐会があり、参加してきました。午後7時スタートの晩餐会。

ラ・ベ、初めて入りましたがすばらしい。。本当に。
室内はそこかしこにきれいな木が使ってあり、香りがプーーンと。
実は、ラ・ベのシェフソムリエである大山ソムリエが私にワインを教えてくださった方。
いつもはスーツ姿しか見たことがなかったので、ソムリエの衣装に身をくるみ、颯爽とされておられるのを見るのはとても新鮮でした。

ちなみに、Jean-Luc Pouteauは、1983年初代世界最優秀ソムリエに輝かれたソムリエさん。お話はすべてフランス語。もちろん、通訳の方がおられました。とても物腰の柔らかな方。

有名なワインを飲むのなら私はいりません。名前のあまり通っていない、従って、価格の安く、料理に合ったワインをお客様に提供できるかどうかが私の真価です

と、言っておられました。従って、昨日飲んだワインは正直、私は一つを除いて名前は知りませんでした。ただ、中には、かなり生産量の少ないワインもあるとの事。


きれいなお皿。これから始まるディナーに胸わくわく。

Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_2222537.jpg


Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_2223579.jpg

Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_22231620.jpg


色々な料理が出てきましたが、どれもこれも本当においしかった。全部は紹介できないので一部紹介します。

ホテルオークラ神戸もかなりおいしいと思っていましたが、段違いにおいしい。。
というのは、欲目かもしれません。雰囲気がとても良かったからね。。

ちりめんキャベツと秋トリュフを添えた、フォワグラテリーヌ ヴァンジョーヌ
これに合わせたのが、Ch. de Bessanes,2003
ガロンヌ川左岸。セパージュはソーヴィニオンブラン60%,セミヨン35%、ミュスカデ5%。普通はフォワグラ・テリーヌとはアルザスのピノグリか、ゲヴェルツトラミネールを合わせるか、ソーテルヌなんですが、敢えて辛口の白ボルドーをあわしたとの事。。。
正直私には難しかった。新樽ではない樽熟6ヶ月との事でしたが、しっかりと樽の香りがしていました。

Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_22232896.jpg


帆立貝とセップ茸のクリーム。ノワゼットのエミュルション
何というか、素晴らしい味としかいいようがありません。シェフはフランス人。(だったと思う)得意料理はブイヤベースと、以前聞いたような気がするのでプロバンス料理が得意なんでしょう。。きっと。。でも、これはプロバンスではないよね。茸入ってるし。。

Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_222416.jpg



Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_2224126.jpg

メインはこれ、
鹿背肉のポワレと秋野菜のフリカッセ。ポワヴラードソース
これが鹿かと思うくらい臭みがなかった。本当に柔かかったし。。

Jean-Luc Pouteau 晩餐会_c0059521_2224236.jpg


出てきたワインなんですが、

Ch La Coudraie, 2004 (blanc)
セパージュはソーヴィニヨン・ブラン主体。8度に冷やして供出されました。ぐいぐい飲める白ワイン。
Ch de Bessanes (blanc)
これは、先ほど書きました。フォワグラのテリーヌと合わせたワイン。最初のワインと違って、樽の香りがするのと、色がやや黄色が強く、果実実が強かったのでセミヨンの比率が高かったのではないかと。。
Laroche Clauzet, 2002 (Rouge)
DOCは、Medoc。カヴェルネソーヴィニヨン 65%。メルロー35%非常にアタックの柔かい赤ワイン。
Ch Roland La Garde, 2001(Rouge)
このワインは、ガロンヌ川右岸。と言っても、サンテミリオンではなく、AOCは、Premieres Cotes de Bordeaux。75%メルロー25%カヴェルネソーヴィニヨン。濃いガーネットした口当たりの柔かいワインでした。

Ch Pape Clement, 1997(Rouge)
唯一私の知っているワイン。グラーヴ で、赤のみ許されたCrus Classees。60%カヴェルネソーヴィニヨン。40%がメルロー。
とってもスパイシーなワイン。

Ch La Couspaude, 1997(Rouge)
サンテミリオンでわずか7haで作られているワインらしい。70%がメルロー、30%カヴェルネソーヴィニヨン。Ch Pape Clementとヴィンテージを揃えたとの事で、カヴェルネとメルローの熟成の違いがわかりました。このワインの方がエレガントが感じが強く、Ch Pape Clementの方は、グラスの中に置いておくと、どんどんと開いてくる感じ。。
Ch Haut Bergeron, 2001(貴腐)
シャトーディケムの隣の畑です。貴腐ワインって、2001年ヴィンテージが出てるんだ。。と
もっと熟成した貴腐ワインを飲んでいたのでこんなに若い貴腐は初めてじゃないかな。。若いだけに酸がぴちぴち。もちろん蜂蜜の香りも一杯したけれど、セメダインのような香りはほとんどしていなかった。。


で、今回気づいたこと。貴腐ワインを飲んでから赤ワインを飲むと赤ワインの味が本当に薄っぺらくなってしまいます。人間の舌は微妙なものですね。

ソムリエさんの興味深いお話ととってもおいしいお料理が終わった時には夜10時も回っていました。
本当に楽しいディナーでした。









by dfamb400 | 2006-10-13 22:31 | ワイン