フォアグラのパンケーキ【神戸ベイシェラトンホテル】
2005年 07月 30日
つい最近もベイシェラトンに行ったところなんですが、実は、アシスタントマネージャーの方から
"フォアグラのパンケーキ"を食べに来てください。当店里道シェフのスペシャリテですよ。。
と、メールを頂き、急遽予約しました。
家内と二人で、、、仕事帰りで二人とも疲れきった顔で。。
でも、この店に来ると、本当に元気になります。私たち二人にとって、元気の素です。
スタッフの方が、いろいろとお話をして下さり、和ませてくれます。
”プロの技だね。 さすがだね。。"
先月までは、ピアニストの方はおられなかったと思うのですが、今回はピアノのバックミュージックが、、、しかも、
"何かご希望の曲はございますか?"と、聞きに来てくださった。
"韓国ドラマとカーペンターズが好きです。。"
と、何てミーハーな。
30分休憩させていただいて、弾かせていただきます、、と
で、韓国ドラマの曲、オンパレードでした。(私たちのほかにもお客さんがおられたのにね。。ま、いいか。。気持ちよかったし。)
冬のソナタ、天国の階段、ホテリアー、などなど
そして、sing (←カーペンターズ)、ビートルズの曲も。。
そして、そして、フルコースが順々に。。。
どれもこれも素晴らしい料理。
ソムリエさんに、今日は何を飲ませてくれるの??とお聞きしたら、
私のおすすめです
としか答えてくれない。白ワインと同じように飲めますよ。。と
にこにこ笑って答えてくださった。
で、出てきたワインが
Vosne-Romanee 2002, Domaine Meo-Camuzet
エーーー
ヴォーヌロマネの2002年を今開けるんですか??とお聞きしたら
おいしいですよ。。
と、
本当に素晴らしい味でした。色もとてもきれいな生き生きとしたルビー色。
口当たりのやさしい、それでいて余韻の長い。。。
感激しました。
私がピノが大好きなのも良くご存知なのだけど、本当においしかった。
で、ワインを飲みながら、本日のメイン。
鴨肉。上にかかっているのは、ブルーベリーのソース。他にもいろいろおっしゃっておられたけれど、忘れました。汗
ただ、ブルーベリーの酸味と、ワインの酸味が良く調和しておいしかった。
で、これがスペシャリテ。
【フォアグラのパンケーキ】
これも本当においしかった。あまりにおいしかったのでナイフを入れたとたんになくなってしまったので写真はありません。食べるのに一生懸命で写真を撮るのを忘れてしまいました。
9月にもう一度ご馳走になる予定。
ひょっとしたら8月にもう一度行くかも。。。
このパンケーキ、ナイフを入れると、中から、とろりと溶けたフォアグラと、ソースが出てきます。パンケーキの皮には少し甘みがあって、ソースの軽い甘みとマッチしています。
フォアグラの脂っこさは、パンケーキのしっとりとした皮のためか、全く感じません。
おいしいね。おいしいね。
と言っていたら、再び、里道シェフがテーブルに来て下さって、いろいろとお話をしてくださった。他のテーブルにもお客さんはおられたのに、一人、背の高い帽子をかぶって、ニコニコしながら、テーブルの横で、お話してくださるので、こちらの方が恐縮してしまいました。
お付の人もついていたし。。。
”このパンケーキには、本当に、苦労しました。。”とのことでした。
シェフ、有難うございました。
シェフに
"おいしかったです。。本当に"
と、話をさせて頂いて、シェフが厨房に戻られて、程なく、スタッフの方が来られて、
"シェフが満面の笑みを浮かべて帰ってこられましたよ。。"
と、伝えてくださいました。私たちもうれしかった。
家の都合で、9時半にはレストランを出るつもりだったのに、時間を忘れて、出たのは10時過ぎでした。でも、本当に楽しいひと時を過ごすことができました。
=追伸=
Meo-Camuzet て、人の名前ではないみたいですね。
Meo家と、Camuzet家の二つで、ひとつのドメーヌを作っているらしい。もともと、カミュゼ家のブドウ畑は、あのアンリ・ジャイエは世話をしていたそうなんですが、1959年、カミュゼ夫人が子供のいないまま亡くなった際に、畑を継いだのがいとこのジャン・メオ。現在は、その息子のジャン・ニコラが畑を継いでいるらしい。
ちなみに、アンリ・ジャイエは1992年までは、Domaine Meo-Camuzet の、顧問を務めていたようです。
Meo-Camuzetとしては、Clos de Vougeot, Nuits,Richebourg, Vosne-Romaneeなどが、主なブドウ畑。