ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランド Concert
2009年 01月 19日
二人で着慣れないタキシードとイブニングドレスを着て、、
なんですが、私的にはやはり普段と違う奥さんを見るのはとっても嬉しい。。
ドレスを着ると、やっぱりガラッと感じが変わりますね。。
コメントで、私のタキシード姿が。。
と言う話がちらほら出ているので、アップしちゃいます。
ジャン♪
最初は梯(かけはし)さんのピアノリサイタル。
梯さん、1977年生まれ、わずか生後1ヶ月で小児癌で両目を失明してしまったとの事。ご両親が音楽家で、ピアノで遊んでいる梯さんを見て、ウイーンに渡り、ウイーンでピアノのレッスンを受け、見事にピアニストとして世界の評価を受けておられるそうです。そういう方がおられるという事は以前聞いたことがありますが、そんな方のコンサートをこんなに身近で見て、聞くことができるなんて本当に幸運です。(ちなみに、席は最前列でピアノのまん前でした)
梯さんが、わずか60名の聴衆の前でピアノを演奏するって本当に珍しいことらしいです。それでも、精一杯準備してくださっていたようです。前日にウイーンから来られて、この日の午前中、1時間のリハーサルの予定、何と2時間半弾き続けていたそうです。実際にコンサートで弾いたのが1時間半でしたが。。。。
目が見えないので、ピアノが変わるということに対してすごく神経を使うとのことで、自分の指をピアノの鍵盤に合わせるためにそれだけの時間が必要なんだとおっしゃられておられたそうです。生後1ヶ月で失明したと言うことですので、梯さん自身は、ピアノの鍵盤やピアノそのものを見たことはないと思いますが、本当にすばらしい演奏でした。
弾き始めのときにじっと鍵盤の前で静止しておられたのが印象的でした。自分がピアノの真ん中にいると言う感覚、目が見えてこそあるんでしょうが、ピアノが変わっても自分がピアノに合わしていかないといけないのに。。。
楽譜はどうしているのかと思ったら、点字楽譜があるんですね。でも、弾いているときには指を使っているわけですからどんなに長い曲でも基本的には全て暗譜しておかないといけないと言うことを考えると、普通の方に比べて苦労するところも多いと思います。梯さんの努力と才能には感激してしまいました。
ピアノの傍らには1・17希望の灯(あか)りが、燈されていました。アンコールを含めて結局5曲弾いてくださったのかな。。。
クラシックのコンサートの後は、中国古箏(こそう)のコンサート。始まるまでしばらくテラスで休憩。。。
もちろん、シャンパン(と思ったら、後で聞いたらクレマン・ド・ブルゴーニュだったそうです。。)。クープグラスで3杯ほど。。(笑)
一緒に参加した甥っ子に、このグラスは
マリーアントワネットの乳房を模したもんなんだよ
なんてどうでもいいことを話しながら。。。
酔っ払っていたのかな。。。
準備ができたとのことで、千鳥足で.(←すでに)部屋の中に。。。
基本的には立って聴くみたいですね
日本のお琴と似ています。一曲終わるたびに丁寧にチューニングされておられました。
伍芳さん、めちゃめちゃ美人でした。もちろん、音楽は女子十二楽坊を彷彿とさせる中国の癒し系の音楽。
伍芳さんは、震災でお姉さんを亡くされてしまったそうです。そんなお姉さんの好きだった曲ということで
春よ来い
を弾いてくださいました。涙が。。。
ないちゃった。。。
コンサートも終わり、いよいよ鎌田シェフのディナー♪